著作権等の第三者の権利について

⚠️ 重要:ご注文前に必ずお読みください

オリジナルプリントウェアに使用するデザインには、著作権・商標権・肖像権など、第三者の権利が関わる場合があります。
権利侵害は法律違反です。 民事上の損害賠償や刑事罰が科される可能性があります。
デザインを作成・注文される際は、必ず本ページの内容をご確認ください。


📋 この記事で学べること

  • ✅ 著作権とは何か
  • ✅ 商標権とは何か
  • ✅ 肖像権・パブリシティ権とは何か
  • ✅ 使用できるデザイン・使用できないデザイン
  • ✅ 権利侵害のリスクと責任
  • ✅ よくある質問と回答

📖 著作権について

著作権とは

著作権は、創作的に表現されたアイデアや感情を保護する権利です。

著作権の特徴

  • 創作が完成した時点で自動的に権利が発生
  • 登録や申請は不要
  • 著作者の死後70年間保護される(原則)
  • 日本だけでなく国際的に保護される

著作物の例

  • 📚 小説、詩、論文
  • 🎵 音楽、歌詞
  • 🎨 絵画、イラスト、漫画、アニメ
  • 📷 写真
  • 🎬 映画、動画
  • 💻 プログラム、ゲーム
  • 🏛️ 建築物のデザイン

著作権の内容

著作権は以下の権利で構成されています:

複製権

著作物をコピー・印刷する権利

翻案権

著作物を改変・アレンジする権利

同一性保持権

著作物を勝手に変更されない権利

公衆送信権

インターネット等で公開する権利

⚠️ 重要ポイント

これらの権利は著作者だけが持つ権利です。著作者の許可なく使用することはできません。


著作権侵害となる例

❌ 使用できないデザイン

デザイン理由
アニメキャラクター著作権侵害
漫画のキャラクター著作権侵害
ゲームのキャラクター著作権侵害
他人が描いたイラスト著作権侵害
他人が撮影した写真著作権侵害
映画のワンシーン著作権侵害
歌詞著作権侵害
ロゴ・エンブレム著作権・商標権侵害

具体例

例1:人気アニメキャラクター

  • ❌ 「○○ピース」のキャラクターをTシャツにプリント
  • → 著作権侵害

例2:有名漫画のセリフ

  • ❌ 「進○の巨人」の名台詞をデザインに使用
  • → 著作権侵害

例3:ネット上の画像

  • ❌ Google画像検索で見つけた画像を使用
  • → 著作権侵害(フリー素材を除く)

著作権侵害の罰則

民事責任

  • 損害賠償請求:数十万円~数千万円
  • 差し止め請求:使用の即時停止

刑事責任

  • 懲役:10年以下
  • 罰金:1,000万円以下
  • または両方

実例: 人気キャラクターを無断使用したTシャツを販売した業者が、数百万円の損害賠償を命じられたケースがあります。


🏢 商標権について

商標権とは

商標権は、ブランド名やロゴなどを独占的に使用できる権利です。

商標の例

  • 🏷️ ブランドロゴ(Nike、Adidas等)
  • 📛 企業名・商品名
  • 🎨 特徴的なデザイン
  • 🔤 特徴的なフォント・書体

商標権侵害となる例

❌ 使用できないデザイン

デザイン理由
有名ブランドのロゴ商標権侵害
企業のロゴマーク商標権侵害
スポーツチームのエンブレム商標権侵害
大学のシンボルマーク商標権侵害

具体例

例1:スポーツブランドのロゴ

  • ❌ 「Nike」のスウッシュマークを使用
  • → 商標権侵害

例2:企業ロゴ

  • ❌ 「Apple」のリンゴマークを使用
  • → 商標権侵害

例3:大学のエンブレム

  • ❌ 「○○大学」のシンボルマークを使用
  • → 商標権侵害(許諾がない場合)

商標権侵害の罰則

民事責任

  • 損害賠償請求
  • 差し止め請求

刑事責任

  • 懲役:10年以下
  • 罰金:1,000万円以下

👤 肖像権・パブリシティ権について

肖像権とは

肖像権は、個人が自己の容姿や姿を無断で撮影・利用されない権利です。

肖像権の特徴

  • 法律に明文規定はないが、判例で認められている
  • 一般の方でも肖像権を持つ
  • 本人の許可なく使用することはできない

パブリシティ権とは

パブリシティ権は、有名人や著名人の肖像の商業的価値を独占的に利用する権利です。

パブリシティ権の対象

  • 有名人・芸能人
  • スポーツ選手
  • タレント
  • その他著名人

肖像権・パブリシティ権侵害となる例

❌ 使用できないデザイン

デザイン理由
有名人の写真パブリシティ権侵害
有名人の似顔絵パブリシティ権侵害
スポーツ選手の写真パブリシティ権侵害
友人の写真(無許可)肖像権侵害
家族の写真(無許可)肖像権侵害

具体例

例1:有名俳優の写真

  • ❌ 人気俳優の写真をプリント
  • → パブリシティ権侵害

例2:スポーツ選手

  • ❌ プロ野球選手の写真を使用
  • → パブリシティ権侵害

例3:友人の写真

  • ❌ 友人の顔がはっきり写った写真を無断使用
  • → 肖像権侵害

⚠️ 注意事項

「個人で楽しむだけ」「販売しない」という場合でも、第三者(当店)がプリント作業を行う時点で、私的使用の範囲を超えます。


🚫 パロディと著作権

パロディとは

元の著作物を風刺やユーモアを込めて改変した作品です。

パロディは許されるか?

日本の法律では…

  • 法律上、パロディとしての明確な定義や保護規定はない
  • 原則として著作権侵害となる
  • 「翻案権」「同一性保持権」の侵害

❌ パロディでもNG

理由
有名キャラクターを少し変えたもの著作権侵害
ロゴを少しアレンジしたもの著作権・商標権侵害
「○○風」のデザイン著作権侵害の可能性

⚠️ 重要ポイント

「オリジナル作品とは違う」「パロディだから大丈夫」という考えは危険です。


✅ 使用できるデザイン

問題なく使用できるもの

自分で創作したオリジナルデザイン

  • ✅ 自分で描いたイラスト
  • ✅ 自分で撮影した写真
  • ✅ 自分で作成したロゴ
  • ✅ 自分で考えた文字デザイン

権利者の許諾を得たもの

  • ✅ 著作権者から使用許可を得たイラスト
  • ✅ 本人の許可を得た肖像写真
  • ✅ ライセンス契約を結んだキャラクター

著作権フリー・商用利用可能な素材

  • ✅ フリー素材サイトの画像(利用規約確認必須)
  • ✅ パブリックドメインの作品
  • ✅ クリエイティブ・コモンズライセンスの素材(条件確認必須)

著作権が切れた作品

  • ✅ 著作者の死後70年以上経過した作品

📝 私的使用における注意点

「私的使用」とは

著作権法第30条で、家庭内での私的使用の範囲内であれば、著作物の複製が認められています。

しかし…

❌ 当店でのプリントは「私的使用」に該当しません

理由:

  • プリント作業は第三者(当店)が行う
  • 私的使用の範囲を超える

結論: 「自分だけで使う」「販売しない」という場合でも、当店でのプリント注文には著作権者の許諾が必要です。


📄 著作権の事前確認・申請について

継続的にご注文される場合

同じデザインを継続してご注文される場合、事前申請を行うことでスムーズな対応が可能です。

事前申請の方法

  1. 申請者情報の提出
    • 会社名または個人名
    • 連絡先
  2. 著作権の許諾書類の提出
    • 著作権者からの使用許諾書
    • ライセンス契約書のコピー
    • その他権利証明書類

メリット

  • 毎回の確認作業が不要
  • スムーズな製作開始
  • 納期の短縮

⚠️ 権利侵害に関する当店の対応

当店の方針

権利侵害が疑われる場合

  • デザインの確認を行います
  • 必要に応じて許諾書の提出をお願いします
  • 権利侵害が明らかな場合、ご注文をお断りします

判断が難しい場合

  • お客様に確認をお願いします
  • 著作権者や権利者からの許諾書の提出をお願いします

当店の免責事項

⚠️ 重要な免責事項

当店では、著作権・商標権・肖像権等の第三者の権利侵害に関する責任を一切負いません

お客様の責任

  • デザインの権利確認はお客様自身で行ってください
  • 権利使用の可否について十分にご確認ください
  • リスクを理解した上でご注文ください

万が一、権利侵害で問題が発生した場合

  • すべての責任はお客様に帰属します
  • 当店は一切の責任を負いません
  • 損害賠償請求等もお客様が対応することになります

💡 よくあるご質問

Q1. ディズニーキャラクターを使いたいのですが…

A. ディズニーキャラクターは著作権で保護されています。公式ライセンスを取得しない限り、使用できません。個人使用でも第三者がプリントする時点で違法となります。


Q2. 「○○風」のデザインなら大丈夫ですか?

A. 元の著作物を連想させるデザインは、著作権侵害となる可能性があります。完全なオリジナルデザインをおすすめします。


Q3. ネットで見つけた画像は使えますか?

A. インターネット上の画像も著作権で保護されています。「フリー素材」「商用利用可」と明記されているもの以外は使用できません。


Q4. 友達の写真を使いたいのですが…

A. 本人の許可があれば使用可能です。ただし、口頭ではなく書面での許可を推奨します。


Q5. 有名人の似顔絵なら大丈夫ですか?

A. 有名人の似顔絵もパブリシティ権の侵害となる可能性があります。使用できません。


Q6. 自分で描いた二次創作イラストは?

A. 二次創作は元の著作物の「翻案権」を侵害します。著作権者の許可がない限り使用できません。


Q7. 歌詞を使いたいのですが…

A. 歌詞も著作権で保護されています。著作権者(JASRAC等)の許諾が必要です。


Q8. 著作権フリーの素材ならすべてOKですか?

A. 「著作権フリー」でも利用規約がある場合があります。「商用利用可」「改変可」などの条件を必ず確認してください。


Q9. 企業ロゴを使いたいのですが…

A. 企業ロゴは商標権で保護されています。企業から正式な許可を得ない限り使用できません。


Q10. 判断に迷った場合はどうすればいいですか?

A. 判断に迷った場合は、使用を控えることをおすすめします。または、著作権者に直接確認してください。


📧 お問い合わせ

著作権・知的財産権に関するご質問は、お気軽にお問い合わせください。

OUT NUMBER
📧 メール:info@t-shirt-print.online
☎ 電話:050-3740-9222
🕒 営業時間:平日9:00~17:00(土日祝日休業)
📍 所在地:〒437-1302 静岡県掛川市大渕7357-1

※法律相談には対応しておりません
※判断に迷う場合は、弁護士等の専門家にご相談ください


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最終更新日:2025年10月1日