Tシャツの「オンス(oz.)」とは?生地の重さを表す単位について解説
Tシャツを購入する際、商品説明で「5.6oz」「6.2oz」といった表記を見たことがあるでしょうか。この「oz.」という単位は、Tシャツの品質を判断する重要な指標の一つです。本記事では、オンス(oz.)の意味や換算方法、実際の選び方について詳しく解説します。
目次
オンス(oz.)の定義と意味
オンス(oz.)は、生地の重さを表す単位です。正確には、1平方ヤードあたりの生地の重さを示す面積重量(oz/yd²)を指します。
重要なポイント:この数値が大きくなればなるほど生地は重くなり、厚くなります。つまり、オンス数が高い = より厚手の生地ということになります。
例えば、4.0ozのTシャツは薄手で軽量、7.0ozのTシャツは厚手でしっかりとした質感を持ちます。この違いは、着心地や耐久性、適用シーンに大きく影響します。
換算方法(グラムとの関係)
日本では一般的にグラム(g/m²)が使用されますが、Tシャツ業界では現在もオンス表記が主流です。以下の換算式を使用することで、グラムからオンスへ、またはその逆の変換が可能です。
グラム(g/m²) = オンス(oz/yd²) ÷ 0.0295
具体的な換算例を見てみましょう:
| オンス(oz/yd²) | グラム(g/m²) | 生地の特徴 |
|---|---|---|
| 4.0oz | 約135g/m² | 薄手、軽量 |
| 5.6oz | 約190g/m² | 標準的な厚さ |
| 6.2oz | 約210g/m² | やや厚手 |
| 7.0oz | 約237g/m² | 厚手、しっかり |
なぜオンス表記なのか(歴史的背景)
Tシャツがアメリカから普及した製品であることが、オンス表記が現在も使用される理由です。アメリカではヤード・ポンド法が標準的な度量衡システムとして採用されており、繊維業界でもこの単位系が使用されてきました。
Tシャツが世界的に普及する過程で、アメリカの繊維業界が確立した規格や表記方法がそのまま国際的なスタンダードとなりました。そのため、日本を含む多くの国でも、Tシャツの重量表記にはオンスが使用され続けています。
オンス数による生地の特徴
薄手(3.0oz~4.5oz)

- 軽量で通気性が良い
- 夏場やスポーツシーンに適している
- 透け感がある場合が多い
- シワになりやすい
- 洗濯後の型崩れに注意が必要
標準(5.0oz~6.0oz)

- 最も一般的な厚さ
- 着心地と耐久性のバランスが良い
- オールシーズン使用可能
- プリント加工に適している
- 日常使いに最適
厚手(6.5oz~8.0oz)

- 丈夫で長持ちする
- 高級感のある質感
- 型崩れしにくい
- 秋冬シーズンに適している
- ワークウェアとしても使用される
実際の選び方のポイント
用途に応じた選択
日常使い・カジュアル:5.6oz前後が最適です。着心地が良く、適度な厚みがあるため、一枚での着用でも様になります。
スポーツ・アウトドア:4.0oz~4.5ozの薄手タイプがおすすめです。軽量で速乾性に優れ、動きやすさを重視する場面に適しています。
ビジネス・フォーマル:6.2oz以上の厚手タイプを選ぶことで、上品な印象を与えることができます。
季節による選択
春夏シーズンには薄手から標準的な厚さ(4.0oz~5.6oz)を、秋冬シーズンには厚手(6.2oz以上)を選ぶことで、季節に応じた快適な着心地を得られます。
プリント加工を考慮した選択
プリント加工を施す場合は、5.6oz前後の標準的な厚さが最も適しています。薄すぎると印刷が透けて見える可能性があり、厚すぎると加工が困難になる場合があります。
まとめ:オンス(oz.)は単なる数値ではなく、Tシャツの品質と用途を決める重要な指標です。用途や季節、好みの着心地に応じて適切なオンス数を選択することで、より満足度の高いTシャツライフを送ることができるでしょう。
Tシャツを選ぶ際は、デザインや色だけでなく、ぜひオンス数にも注目してみてください。この知識があることで、より自分に合ったTシャツを見つけることができるはずです。
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